礼拝メッセージの要約
(教会員のメモに見る説教の内容)
聖書の言葉は旧新約聖書・新改訳聖書(著作権・日本聖書刊行会)によります。
2002年6月16日
「神が私たちの味方に」
ウェスレアン宣教団アジア地区代表
ポール・ターナー博士
(同時通訳 竿代照夫 牧師)
ローマ書8章28〜39節
8:31 神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。 (31節) |
はじめに
ワールドカップ予選突破、おめでとうございます。ニッポン!(笑い)
新約聖書の中から、私の好きな箇所を開きます。ローマ書8章です。
8:28 神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。
8:31 神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。
8:39 高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。
今日は、神様が私たち一人一人に計画をもっているという話しをしたいと思います。
今日のテーマは「神が私たちの味方」です。ここで神とは、天におられる神、アブラハムの神、イサク、ヤコブの神、この聖書を教えてくれた神、人格を持ち給う神です。
「神が私たちの味方」であるなら、どう言えるのでしょう。31節がこの質問に対する回答です。
8:31 神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。
「神が私たちの味方である」ことについて3つ述べたいと思います。
1.はじめから(From the Beginning)
第一は、「はじめから」(29節)ということです。
皆さんの友人は皆さんが生まれたのは偶然だと言いませんか。私は、神様が皆さんのために「はじめから」働いていることを申し上げたいのです。
神様が私たちの味方であったのは、今のみでなく、長い歴史の中でそうだったのです。
昨年私の母が亡くなりました。母は私主に仕える仕事に就くことは出来ませんでしたが、代わりに子供たちが仕えたいとお祈りしました。最初の3人の子供はそれに反対しました。それで彼女はもう一人子供が欲しかったのです。医者は彼女の出産に反対しました。出産時、生命の危険があったからです。しかし、無事に彼女は4番目の子供を産みました。1939年6月24日でした。ですから私の誕生日が近づいているわけです(笑い)。
彼女は死ななかったのです。そして、4番目の子供(=私)が母の祈りに応えて説教者になったのです。
神は私の人生を長い前から、私が生まれる前から計画していたのです。私は、今の私があることに神に感謝しています。
神様は私たちのために働いて下さいます。私たちは、神様がなさろうとしている計画のただ中にいるのです。皆さんは今神様の計画を遂行しようとしていますか?
2.十字架(On The Cross)
第二に、神が私たちを愛していて、そのため、ひとり子を惜しまずに与えて下さった、ということです。イエス様は喜んで十字架について下さいました。私たちを罪から贖って、神との交わりの中に引き戻すためでした。
私たちは罪に染まっていました。神様が願っていることより、自分のやりたいことをしていたのです。神はその私たちの聖霊を与えて下さったのです。
インドの西部にカキという人がいました。彼の両親はイラン出身でした。父親は裕福な百姓でした。しかし、彼は学校へ行かず、盗みをし、ギャングとなりました。そしてラダという女性と結婚しました。ラダの家はカーソルの高い階級で、金持ちでした。妻ラダはキリスト教の伝道者により、イエスを信じました。しかし、カキは信じようとしませんでした。ラダは主人のために祈っていました。
そういている内、カキは重病となり、病院に入りました。死を待つばかりとなりました。ラダは祈りました。ある時、光が射し込みカキに声がしました。「あなたはよくなる。そして伝道者になる。私はイエスだ。」5日後、全くよくなって退院しました。
カキは今も元気です。今年の2月にカキ夫妻に会いました。カキは1500の家を訪れ、イエス様のフィルムビデオを配って歩きました。人々がクリスチャンとなるためにです。
3.私たちへの永遠の愛(He will love us Eternally)
8:35 私たちをキリストの愛から引き離すのは誰ですか。艱難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、剣ですか。
8:37 しかし、私たちは、私たちを愛して下さった方によって、これらすべての中にあっても圧倒的な勝利者となるのです。
もう1つの話しをします。イスラム教の国、インドネシアにダンという一人の子が育ちました。イスラム教に育ちました。フィリピンの高校へ進学すると、あるきっかけでクリスチャンになりました。高校卒業後、聖書学校へ行き、牧師になりました。
神様はダンに「イスラム教国へ行って宣教師にならないか」と語っていました。1970年、ある集会で「インドネシアへ行って宣教する者はいませんか」というアピールがなされた時、最後にダンは立ち上がって「私が行きます」と告白しました。
1972年、私たちはダンが空港から飛び立つのを見送りました。ダンの働きにより、インドネシアで多くの奇跡が起こりました。今、ジャバ島に聖書学校があります。そしてインドネシアで教会が成長しています。
おわりに
神様は一人一人の味方です。1つの質問で私の今日のメッセージを終わります。
「神は私たちの味方です。皆さんは神の側についていますか?」
お祈り致します。
Edited by N. Sakakibara on 2002.6.18